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野菜の栽培管理とは?種類、意味、やり方について知りましょう!

執筆者の写真: compactagricompactagri

種まきから収穫までの野菜が成長する過程では、イロイロな栽培管理が必要になります。

栽培管理は美味しい野菜をたくさん収穫するために、とても大事な作業ばかり。基本的な栽培管理の方法を知っておけば、どんな野菜でも役立ちますよ。今回は基本の栽培管理についてご紹介していきます。


間引き

種まき後、一番最初に行う管理作業が間引きです。この言葉をご存知の方は多いと思います。株同士の間を適切な間隔にすることで、野菜の成長を促していく大事な作業です。発芽がそろったら、生育状況の良い芽を残して他を取り除き、株間を適切にしていきます。


◉間引きの効果イロイロ

・適切な株間にすることで、葉や根の生育を促す

・日当たりや風通しをよくして徒長を防ぐ

 徒長とは…茎が細く葉の間隔が長く間延びしてヒョロヒョロとした状態。

      病気や害虫にも弱くなり育ちづらい。

・病気や害虫の発生を防ぐ


◉間引きのタイミングや方法

一般的には1〜3回に分けて行い、最後の間引きで適切な株間になるように調節していきます。間引く株は生育状態が悪いもの、葉の形が良くないもの、他と比べて極端に大きいものなど。共育ちと言い、間引いた後に葉と葉が触れ合うくらいの間隔にしていくと株同士が競い合って大きな株へと生長します。


・間引きの目安

 1回目:本葉が1〜2枚になった頃

 2回目:本葉が2〜4枚になった頃

 3回目:本葉が5〜7枚になった頃


・間引く株はどんなもの?

 生育状態が悪いもの

 葉の形が悪いもの(大根やにんじんなど根菜類は、葉の形が悪いと根の形も悪い傾向が)

 葉の傷んでいるもの

 ほかの株よりも明らかに大きいもの

 

・間引きのやり方

 ハサミでカットしたり、手で引き抜きます。

 密集しているところで引き抜くと他の株を傷つけてしまうことも…

 その場合はハサミでカットするのがおすすめです。

 手で引き抜くときは、周りも一緒に抜けないよう株元を指で押さえながら抜きましょう。


・間引き後は?

 株元が不安定になっていることも多く、周りの土を株元に寄せ(土寄せ)安定させます。

 このタイミングで追肥をする場合が多いです。

 間引いた株は捨てずに間引き菜として料理に活用してください!


芽かき・摘心

「芽かき」と「摘心」は養分の分散を防いだり、わき芽の成長を促す大事な管理作業です。まず「芽かき」ですが、実もの野菜でよく行う作業の一つです。茎と葉のつけ根の間から出てくる芽を「わき芽」と言い、茎や葉を増やしていくために出てくる芽ですが、わき芽をそのままにしておくとそちらの成長に養分が使われてしまいます。実もの野菜ではたくさんの良い実が作れるように、わき芽を取り除き養分の分散を防ぐことが必要です。

次に「摘心」ですが、芽かきとは反対に、わき芽やつるを増やす作業です。茎の先端の成長点を摘み取り、わき芽とつるの成長を促していきます。茎の先端や葉を収穫する野菜では、「摘心」するとわき芽が増えて収穫量アップが期待できます。実もの野菜の場合でも、「摘心」することで株の高さを抑えられ管理作業が楽になったり、養分の分散を防ぐことができます。


◉芽かきの効果とやり方

 ・効果

  わき芽の成長を抑え養分の分散を防ぐ⇒良い実がたくさん収穫出来る

 ・やり方

  葉と茎のつけ根から出てくる「わき芽」を摘み取る。

  病気が伝染するのを防ぐためにも、ハサミを使わず手で摘み取ります。

  傷口をしっかり乾かすために、晴れた日の午前中に行いましょう!


◉摘心の効果とやり方

 ・効果

  茎の先端の成長を抑える⇒わき芽やつるが成長し収穫量アップ、高さ抑制で管理が楽に

 ・やり方

  茎の先端や子づるの先端をハサミでカットします。

  芽かき同様に傷口を乾かすために、晴れた日の午前中に行う。病気防止です。


支柱立て・誘引

高く育っていく野菜、株が倒れやすい野菜、実が重くなる野菜、つる性の野菜などは「支柱立て」をして株を支えてあげる必要があります。そして立てた支柱に株やつるを添わせたり絡ませたりする作業が「誘引」です。株を支えるための作業ではありますが、支柱立てと誘引をすることで株がすっきりと整理され、株全体に日が当たるようになり、風通しもよくなります。

◉支柱立ての方法イロイロ

・1本仕立て

名前の通り支柱1本で立てる方法。茎を1本伸ばして栽培する野菜に向いています。株元から4〜5cm離れたところに支柱を立て、茎と支柱を麻ひもや誘引テープなどで固定する。茎を傷めないように、結びめは支柱側に!

・あんどん型

数本立てた支柱に麻ひもやビニールテープなどを水平に回す方法です。つるや茎が長く伸びていく野菜に向いています。コンテナの端に160cmの支柱を数本立て(円形コンテナなら3本、長方形コンテナなら4本を四隅に)、1周目はコンテナから30〜40cm程度の高さでひもを回します。巻き始めの支柱にひもを一度結び、その後は支柱1本ごとにクルッとひもを絡ませながらたるまないように一周巻いていきます。一段目ができたら、同様に数段結びつけて完成です。

・3本仕立て

1本仕立ての応用。1本仕立てした後に左右から斜めに立てて株を支えます。背丈は高くないですが、ナスやピーマンなどの実がたくさんなり、重さから支えてあげる必要のある野菜でよく行います。


追肥

栽培中に肥料を追加で与えることが追肥(ついひ)です。プランター栽培では市販の培養土を使うことがほとんどだと思うので、栽培当初はしっかり養分が含まれた土ですが、水やりなどによって肥料分は流れ出てしまい肥料不足になります。それを追肥によって養分を補い、野菜栽培に適した状態に戻してあげます。


◉野菜にはどんな養分が必要なの?

肥料の主養分は窒素、リン酸、カリウムで「肥料の3要素」と言わるものです。植物が生育していくために、欠かせない要素です。ここにマグネシウムやカルシウムなど、必要に応じて加わっていきます。市販の培養土にはこれらの養分がバランスよく含まれています。


窒素  :葉や茎を育てる要素。不足すると葉の色が薄く、株が小さく、弱々しくなる。

リン酸 :花つきや実つきをよくする要素。不足すると実つきが悪くなる。

カリウム:根の生育をよくする要素。不足すると実や根の育ちが悪く、大きくならない。


◉追肥のタイミングと量

最初の追肥は植え付けから2〜4週間後が目安です。その後は野菜にもよりますが、月に1〜2回の追肥を行います。間引きや収穫の後に土寄せなどと一緒に行えばわかりやすくておすすめです。追肥にはすぐに効果が出る即効性の肥料を選びましょう。

量はプランターの大きさに合わせて、以下を参考にしてみてください。


小型サイズ(6L〜10L):化成肥料5〜10g(ひとつまみ程度)

標準サイズ(20L前後):化成肥料15〜20g(軽くひと握り程度)

大型サイズ(30L〜40L):化成肥料30g(ひと握り)


水やりと同時に行える液肥は即効性もあり便利です。この場合はパッケージ表示に記載されている通りの分量で水で薄めじょうろで与えます。


今回は野菜の栽培管理についてご紹介しました。どの作業も美味しい野菜をたくさん収穫していくために必要な作業ばかりです。しっかり管理を行い、健康に育て美味しい野菜をたくさん収穫していきましょう!

 
 
 

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