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  • 執筆者の写真compactagri

茎ブロッコリーならプランター栽培でもたくさん収穫できます!栽培のコツ

更新日:2021年8月23日



茎ブロッコリーは、茎ごと美味しく食べられるブロッコリーです。茎の歯ごたえと甘さがとても美味しく、栄養価の高さはブロッコリーと同様。βカロテンとビタミンCが豊富に含まれています。一番上の花蕾を収穫したあとは、葉のつけ根からわき芽の花蕾が続々と伸びてきて、長い期間収穫を楽しめます。プランターの場合は栽培できる株数も限られているので、通常のブロッコリーよりも茎ブロッコリーの方がおトクに感じられてオススメですよ!今回は茎ブロッコリーのプランター栽培についてご紹介していきます。


栽培に必要なスペース

茎ブロッコリーのプランター栽培に必要な、推奨プランターサイズとスペースは以下の通りです。


◉プランターサイズ

標準サイズ(容量30L〜40Lの大型サイズ)


◉必要なスペース

幅:50〜60㎝ 高さ:80〜100㎝ 奥行:40㎝


栽培に適した時期

種まき:10月中旬〜11月上旬

収穫:4月上旬〜7月上旬まで


準備するもの

◉プランター(大型サイズ:容量30〜40L)

◉培養土

◉鉢底石

◉化成肥料

◉支柱120㎝×2本 100㎝×1本

◉麻ひも

◉じょうろ

◉種


栽培スタート!

茎ブロッコリーは種から栽培する場合、『種まき→育苗→植付け』という工程です。

今回は種まきからの栽培方法をご紹介していきますが、手軽にスタートしたい方、初心者で心配な方は苗から栽培すると安心です。


◉種まき

育苗トレイ(セルトレイ)や育苗ポットへ培養土などの土を入れ、種を3〜4粒、まばらにまきます。その上に5㎜ほど土をかけて柔らかく押さえます。種をまき終えたら水をたっぷり与え、その後も水切れしないように注意します。セルトレイで育苗する場合は種を1〜2粒程度にして下さい。育苗適温は18〜22℃(最低気温:10℃ 最高気温:25℃)です。

こちらは再生紙と土で作られた分解性のある育苗ポットに有機培養土を使用しています。


◉発芽〜育苗

種まきから2〜3日で発芽します。発芽後、本葉が2枚になったら生育の良い苗を1本だけ残して間引きします。その後は水切れしないように注意し、発芽からおおよそ2週間位のタイミングで追肥しましょう。本葉が5枚位(セルトレイの場合は2〜3枚位)になるまで育苗します。

              種まきから2日後に発芽


◉プランターの準備(苗から栽培の場合はここからスタート!)

プランターの底に鉢底石を敷き、その上に培養土を入れます。

(土を入れる量はプランターの縁から2㎝くらい下まで)


◉植付け

本葉が5枚位に育ったら植付けします。(販売されている苗は、もう少し大きくなっているものもあります。)プランターに2株植えにします。株間を40〜50㎝ほど離し、プランターの土に育苗ポットより大きめの植穴を作り植付けます。過湿を嫌うので、株元を高めに植付けましょう。植付けが終わったらたっぷり水やりをします。

※夏場はなるべく涼しい時間帯を選んで植付けしましょう。夏場の午前中に植付けると、その後に気温が上がり萎れてしまう原因となります。


◉追肥

栽培期間中は3週間に1回追肥を行います。


*1回めの追肥

植付けからおおよそ2週間たち、株の生長を感じられたら追肥します。

化成肥料10gを株元にパラパラとまき、土と混ぜ合わせて株元に寄せます。


*その後の追肥

1回目の追肥以降は、1週間ごとに化成肥料10gを追肥します。


◉支柱を立てる(必要な場合のみ)

茎ブロッコリーは茎が高く伸びるので、生長に伴い株が傾いてくることがあります。その場合は支柱を立て、茎を誘引してあげましょう。支柱と茎を結ぶ場合、指1本分の余裕を持たせてください。

◉収穫


種まき後3ヶ月〜3ヶ月半(植付け後2ヶ月)経つと、収穫のタイミングです。まずは主枝の花蕾が直径5㎝くらいになったら収穫します。その後は葉の付け根からわき芽が伸びてくるので、わき芽の花蕾が直径3㎝くらいになったら収穫します。茎がとても美味しいので、長くつけて収穫しましょう。収穫はハサミで。切り口から腐ってしまうのを防ぐため、切り口を上向き斜めになるよう切ってください。


以上、茎ブロッコリーの栽培についてご紹介しました。プランター栽培でも長期間、たくさんの収穫が出来て美味しくおトクな野菜です。苗から栽培すれば簡単にスタート出来ます!ぜひ初心者の方もチャレンジしてくださいね。




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