日陰のベランダでもOK!梅雨の季節にも!ミツバのベランダ栽培
- compactagri
- 2021年5月26日
- 読了時間: 4分
更新日:2021年8月23日

お吸い物や茶碗蒸し、おひたしなどなど…。ミツバは和食に彩りと高い香りを添えてくれる和風のハーブです。また、日当たりの悪い場所でも栽培できる貴重な野菜でもあります。葉を摘むように収穫した後も、新しい芽が伸びてきて何度も収穫できます!コスパが高く、ベランダ栽培にとってもオススメな野菜です。今回はミツバのベランダ栽培についてご紹介していきます。
栽培に必要なスペース
ミツバのプランター栽培に必要な、スペースと推奨するプランターサイズは以下の通りです。
◉プランターサイズ
標準サイズ(容量20L)
◉必要なスペース
幅:50〜60㎝ 高さ:30〜40㎝ 奥行:30㎝
栽培に適した時期

◉春〜栽培
種まき:4月上旬〜6月末まで
収穫:6月上旬〜9月末まで
◉秋〜栽培
種まき:9月上旬〜10月末まで
収穫:3月上旬〜9月末まで
準備するもの
◉プランター(標準サイズ:容量20L)
◉培養土
◉鉢底石
◉化成肥料
◉30㎝ほどの細長い棒
◉じょうろ
◉種
◉ふるい(あると便利です)
栽培スタート!
◉プランターの準備
プランターの底に鉢底石を敷き、その上に培養土を入れます。
(土を入れる量はプランターの縁から2㎝くらい下まで)
◉種の準備
種まきの前日から種を水につけておきます。こうすることでミツバは発芽が良くなります。
◉種まき(筋まき)
2列で筋まきにします。
用意した細長い棒を土に押し当て、10〜15㎝ほどの間隔をあけて種まき溝を2本作ります。深さは5㎜程度です。種まき溝に1㎝間隔で種をまき、まき終えたら種が見え隠れする程度ごくごく薄く土をかけて軽く押さえます。ふるいを使って土をかぶせると、薄くかぶせることが出来ます。土をかぶせ終えたら手のひらで優しく押さえ土と種を密着させ、最後にたっぷり水やりをします。
※ミツバの種は光好性種子(発芽に光が必要な種子)です。種まき後に土をかけすぎると発芽しないので気をつけましょう。
◉水やり、発芽
ミツバは発芽まで時間がかかります。発芽までは1週間〜10日程度。それまでは欠かさず毎日水やりをしましょう。
◉間引き、追肥
栽培期間中に2回の間引きを行います。
*1回めの間引き
本葉が1〜2枚に伸びた頃が目安です。株が2〜3㎝間隔になるように間引きします。
*2回めの間引き(同時に1回目の追肥をします)
本葉が4〜5枚の頃が目安です。株が5〜6㎝間隔になるように間引きします。
根元から引き抜く、もしくはハサミで切り取って間引きします。
間引き後、化成肥料10g を追肥します。列と列の間にパラパラとまき、土と混ぜ合わせて株元に寄せます。土の量が減っている場合は、このタイミングで新しい土を株元に足しましょう。
※2回目の間引き菜は食べられます!美味しく無駄なく頂きましょう。
◉収穫(種まきから2ヶ月後〜)
草丈が20〜25㎝程になったら収穫します。伸びた葉を根元から3〜4㎝ほど残して挟みで切り取って収穫します。収穫後は化成肥料を10gを追肥します。追肥の仕方は1回目と同様です。収穫後もしばらくすると新しく葉が出てきて、20日後くらいにはまた収穫が可能!同じように根元を残して収穫&追肥をしていけば、繰り返し長期間収穫できます。
収穫量はプランター1つからおおよそ(300〜400g)程度です。
ミツバの栽培まとめ
◉栽培適期
・春〜栽培
種まき:4月上旬〜6月末まで 収穫:6月上旬〜9月末まで
・秋〜栽培
種まき:9月上旬〜10月末まで 収穫:3月上旬〜9月末まで
◉推奨プランターサイズ
標準(容量20L 幅60㎝×奥行30㎝)
◉種まき〜発芽
10〜15㎝間をあけて2列の筋まき
発芽までは1週間〜10日
毎日の水やり必須
◉間引きと追肥のタイミング、追肥の量
1回め間引き:本葉が1〜2枚伸びた頃に株間3㎝目安
2回め間引き:本葉が4〜5枚の頃に株間5〜6㎝目安
追肥:2回めの間引き後に化成肥料10gずつ。土が減っていたら培養土を足す。
その後の追肥は収穫後に化成肥料10gずつ。
◉収穫
種まき2ヶ月後〜、草丈20〜25㎝で根元を3〜4㎝残してハサミで切り取り収穫。その後は新しく葉が伸びてきて20日前後で再度収穫出来る。根元を残して収穫&追肥を繰り返せば長期間収穫可能。
以上、日陰でも栽培出来るミツバのベランダ栽培についてご紹介しました。とりたてのミツバはとても香り高く、こういう香りを楽しめるのも家庭菜園だからこそ。繰り返し長期間収穫出来るのも嬉しいポイントです!これから梅雨時でも栽培出来るので、是非チャレンジしてみて下さい。
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