初心者でも大丈夫!家庭菜園の始め方
- compactagri
- 2020年6月17日
- 読了時間: 5分
更新日:2021年8月23日

家庭菜園は誰にでも簡単にスタートできます!
自宅で育てた新鮮野菜を味わえる家庭菜園。やってみたい!と思っている方、多いのではないでしょうか。実際、自分で育てた採れたての野菜は本当においしいものです。でも、「何から始めたらいいの?」「マンションだし…」「お手入れとか大変そう」などと感じ、なかなか踏み出せない方も多いですよね。実際に私も始める前はそうでした。
でも大丈夫です!初心者でも簡単にスタートできますし、おいしい野菜を作ることができます。初心者でもトライしやすい、そして失敗しづらい方法や野菜などからスタートしてみましょう!ここでは、初心者の方もスタートしやすい方法や準備するもの、野菜の種類などをご紹介していきます。ぜひ参考にしてみてください。
家庭菜園の方法はいろいろ!自分に合うスタイルを選びましょう。

家庭菜園にはいろいろな方法があり、住宅事情や家族の状況、生活環境、何を作りたいか、などによっても最適な方法が変わってきます。まずはどの様な方法があるのかご紹介していきたいと思います。自分にぴったりのスタートしやすい方法を選んでいきましょう!
①プランター栽培(ベランダ、庭、ガレージなど)
家庭菜園といえばこちらをイメージされる方が多いのではないでしょうか。どんなご家庭でもスタートしやすい方法です。マンションのベランダ、一軒家のお庭やガレージの片隅などの小さなスペースでも栽培できますし、プランター栽培であれば土を耕す必要もなく気軽にスタートできます。
②水耕栽培(室内、ベランダ)
名前の通り水を使った栽培で、土はまったく使いません。マンションなどの限られたスペースでも手軽に始められ、初心者でも簡単に栽培できるため、近年とても人気が出ています。
家にあるものや百均など安価に揃えたものでスタートできますが、水耕栽培用のキットや装置も販売されています。
③露地栽培(庭、貸し農園など)
都市圏にお住まいの場合は大きなお庭や家の近くに空きスペースを見つけることは難しいかもしれませんが、スペースを確保できる場合、土を耕して栽培する本格的な露地栽培もいろいろな野菜にチャレンジできてとても楽しいです。最近は都心でも貸し農園や市民農園が増えています。貸し農園はきっちり管理をしてくれ、作り方も教えてくれるところがほとんどで初心者の方にも安心です。バーベキュー付きで遊べる貸し農園などいろいろなサービスが付いた農園が増えていて、家族で「野菜作り」と「食」を楽しめます。
家庭菜園に必要な道具は?最初に揃えるものは?
栽培方法を決めたら道具を揃えましょう!最初はいろいろと揃えたくなるもの。ただ、後から「買わなくてもよかった…」というものが出てくるので、まずは最低限のものからスタート!今はネットですぐ購入できるので、必要だと思ったら後で追加購入したらよいのです。

①プランター栽培
*プランター
材質、サイズなど様々。栽培する野菜によってサイズを決めましょう。
*鉢底網
プランター底の穴に敷き、培養土が漏れ出ないようにします。
*鉢底石
プランター底に敷き、培養土の漏れを防ぎ水はけもよくします。
*野菜用の培養土
野菜の生育に必要な肥料・養分が含まれていて、酸度調整もしてあります。野菜は土づくりがとても大切。培養土であればコレだけで簡単にスタートできます。
*じょうろ
種まきや定植後の水やりに必要不可欠です!
*スコップ
苗の定植時やタネまき時に植え穴をあけたり、土をかぶせたりする際に必要です。
*肥料
化成肥料、たい肥、液肥など。野菜の種類に合わせて色々な種類の肥料が発売されています。※培養土を使用すれば最初は必要ありません。成長過程の追肥で使います。
*支柱
野菜の種類によって、発育段階で支柱の支えが必要な場合があります。トマト、なす、ピーマンなど実もの野菜など。
②水耕栽培
*ウレタンスポンジ
2センチ角位に切り、タネを育てる培地として使用します。百均で購入できます。
*容器
プラスチック、ガラスなど。培地と水を入れて野菜を育てていく容器です。野菜の種類によって大きさを選んでください。深さは10センチもあれば十分です。これも百均で揃えられます。
*野菜の液肥
水に混ぜて野菜を育てていきます。野菜用、花用などいろいろな種類があります。ハイポニカ液体肥料がオススメです。こちらは水耕、土耕のどちらにも使えます。
家庭菜園におすすめ!初心者でも失敗しない野菜は?
まずは失敗しづらい野菜からスタート!成功すれば野菜づくりがどんどん楽しくなります。野菜づくりに慣れてきたら、幅を広げていきましょう。初心者の方がトライしやすいプランター栽培や水耕栽培で育てやすく、失敗しづらい野菜を種まき・苗付けの季節ごとにご紹介します。
春~夏(3~8月)
◎種まき
*水菜
種まき:3~4月
収穫:4~6月
*小松菜
種まき:3~11月
収穫:4~1月(春~秋にかけて長く作れます)
*ほうれん草
種まき:3~4月
収穫:4~6月
*ルッコラ
種まき:3~6月
収穫:4~8月
*みつば
種まき:4~6月
収穫:6~8月
*葉ねぎ
種まき:4月~9月
収穫:7~12月
*パクチー
種まき:6~8月
収穫:7~10月
*ミニにんじん(春まき)
種まき:3~5月
収穫:7~9月
*ミニにんじん(夏まき)
種まき:8~9月 収穫:11~12月
*カブ 種まき:3~6月
収穫:5~7月
*ラディッシュ
種まき:3~5月
収穫:4~6月
◎苗付けがおすすめの品種
*ししとう
苗付け:4~6月
収穫:7~10月
*オクラ
苗付け:5~6月
収穫:6~9月
*えだまめ
苗付け:5~6月
収穫:7~8月
*じゃがいも
苗付け:8~9月
収穫:12月
秋冬(9~2月)
◎種まき
*水菜
種まき:9~10月
収穫:10~1月
*ルッコラ
種まき:9~10月
収穫:10~12月
*みつば
種まき:9月
収穫:10~11月
*ラディッシュ
種まき:9~10月
収穫:10~12月
*白菜(家庭菜園にはミニ白菜がおすすめ)
種まき:8~9月
収穫:11月~12月
*ほうれん草
種まき:9~10月
収穫:11~12月
*カブ
種まき:8~9月
収穫:10~12月
*大根(家庭菜園にはミニ大根がおすすめ)
種まき:8~9月
収穫:11~12月
◎苗付けがおすすめの品種
*じゃがいも 苗つけ:2~3月 収穫:6月
*玉ねぎ 苗つけ:11月 収穫:5月
楽しい野菜作り!まずは自分にあったスタイルでスタート
栽培方法の種類、必要なもの、初心者でもトライしやすい野菜の種類をご紹介しました。まずは自分がスタートしやすい方法や野菜から始め、野菜作りの楽しさを知ってください。多少不格好なできでも、自分で作った野菜はかわいくてとってもおいしいです!

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