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  • 執筆者の写真compactagri

ベランダ栽培の人気NO.1!ミニトマトの栽培

更新日:2021年8月23日


ミニトマトは家庭菜園で人気NO.1の野菜です。大玉・中玉トマトより栽培しやすく、熟した実が鈴なりになってたくさん収穫できます!肥料が途切れないようにきちんと追肥していけば秋口まで長期間の収穫を楽しめ、コスパが大きい点も魅了です。ミニトマトの販売価格は1パック12個〜15個入りで250円くらい。おうちで作るとおトク感がありますよね!品種は色々あって、形や色も様々。赤・黄・オレンジなど数種類育てるのも楽しいです。今回はミニトマトのベランダ栽培についてご紹介します。


栽培に必要なスペース

ミニトマトのプランター栽培に必要な、推奨プランターサイズとスペースは以下の通りです。


◉プランターサイズ

深型サイズ(容量20L〜30L)

※麻袋やビニール製の袋を代用することもできます。


◉必要なスペース

幅:50〜60㎝ 高さ:200㎝ 奥行:50〜60㎝


栽培に適した時期

植え付け:5月上旬〜6月中旬まで

収穫:6月中旬〜10月末まで


準備するもの

◉プランター(深型サイズ:容量20〜30L)

◉培養土

◉鉢底石

◉化成肥料

◉支柱(40〜50㎝×1本、180〜200㎝×1本)

◉ひも

◉じょうろ

◉苗


栽培スタート!

種からまいて、元気な苗に育てていくのはとても手間がかかります。

苗を購入して栽培することをオススメします!


◉苗選び

ホームセンターや園芸店などで直接目で見て購入する場合は下記に注意します。


①茎や葉がしっかりしていて元気なもの

②葉の色(緑が濃すぎないもの、黄色く変色していないもの)

③葉と葉の間の茎が詰まっていて短いもの

④なるべく一番花が咲いていないもの


※ネット購入する場合はきちんとショップ評価や口コミを確認しましょう!


◉プランターの準備

プランターの底に鉢底石を敷き、その上に培養土を入れます。

(土を入れる量はプランターの縁から2㎝くらい下まで土を入れましょう)


◉植え付け

苗を購入したら、栽培する環境に少し慣らしておきます。数日経って一番花(最初の花)が咲いた頃が植え付けのタイミング。暖かく風ない午前中を選び、植え付けしましょう。

プランターの中央に10〜15㎝ほどの植え付け穴を作ります。育苗ポットから苗を優しく取り出して植え付け穴に入れ、周りの土を寄せて馴染ませます。その後に40〜50㎝の短い支柱を株のわきに斜めに差し、茎と支柱が交差する部分をひもで固定して仮支柱を立てます。これで株が倒れるのを防げます。植え付けが終わったら水やりをたっぷりしましょう。


◉摘芽/てきが(わき芽取り)

主枝(メインの茎)と葉の間から出てくる芽をわき芽と言います。わき芽をそのままにしておくと枝になり栄養分が分散してしまったり、葉が混み合って病気や害虫の原因となってしまいます。わき芽を見つけたらすぐに摘んでおきましょう。摘み取るときは病気の感染予防のためにも、ハサミではなく手で行いましょう。


◉メインの支柱を立てる

植え付けから2〜3週間経ったら、どんどん重くなっていく株が倒れないようにメインの支柱を立てます。


【立て方】

①株から少し離れた箇所に180〜200㎝の支柱を垂直に立てる。

②主枝と支柱をひもで八の字に数カ所結んで固定して株を安定させる。

 (株の成長を考えて、枝に巻くひもは少しゆとりを持つ。)

③仮支柱を外す


◉人工授粉

確実に実をつけさせるために、人工的に授粉をさせます。人工授粉と言っても何か薬を使ったりするわけではありません。気温や雨などの天候や環境条件により、受粉や受精がしづらくなることがあるので、実のつきをよくするためにも人間が授粉の手助けをするのです。

開花した日の午前中に、花の先端を指で軽くはじいて授粉させます。花房の全体を棒や指で軽くたたいて揺らしてもよいでしょう。


ポイント!

トマトは一段目に実をつけることがとても大事です。一段目が開花したらタイミングを逃さないように注意して人工授粉させましょう。


◉追肥

一段目の実が大きくなってきたら追肥をスタートします。大体植え付けから1ヶ月後くらいです。その後も3週間に1回、同量の追肥を行います。


株の周りに肥料10g(約ペットボトルキャップ1.3杯)をパラパラとまき、土と混ぜ合わせます。肥料は緩効性肥料(ゆっくりと効果が出る肥料)を使いましょう。


また、追肥のタイミングで土が減っているように感じたら、新しい土を足しましょう。


◉収穫

真っ赤に熟してきたら収穫です。へたの近くまで赤く色づいていたら完熟しています。完熟トマトならではの美味しさを味わえるのも、家庭菜園の大きな楽しみです!

ハサミでへたの部分から切り取って収穫しましょう。


◉摘芯/てきしん

支柱と同じくらいまで株が伸びてきたら、主枝の先端をハサミで切ります。こうすることで枝の生長を抑え、実の生長を促すことができます。

一番上の花房から上を、2〜3枚の葉を残してハサミで切り取りましょう。


ミニトマト栽培まとめ

◉栽培適期

植え付け:5月初旬〜6月中旬まで

収穫:6中旬〜10月末まで

◉推奨プランターサイズ

深型(容量が20〜30L)

◉苗の植え付け

プランター中央に植え付ける

仮支柱を立てる(株のわきに斜めに立ててひもで固定)

◉摘芽/てきが(わき芽取り)

主枝と葉の間から出てくるわき芽を手で摘み取り、栄養分の分散や病害虫の発生を防ぐ。

◉メインの支柱立て

180〜200㎝の支柱を株から少し離れた場所に立て、ひもで結んで安定させる。

支柱と枝を八の字に数カ所結んで固定。

メインの支柱を立てたら、仮支柱を外す。

◉人工授粉

開花した日の午前中に花の先端を指ではじいたり、花房を指や棒でたたいて揺する。

一段目に実をつけることが大切なので、一段目が開花したら必ず人工授粉する。

◉追肥

一段目の実が大きくなってきたら追肥スタート。

その後は3週間に1回、同量の追肥


肥料10g(約ペットボトルキャップ1.3杯)を株の周りにまいて土と混ぜ合わる。

・肥料は緩効性肥料(ゆっくりと効果が出る肥料)を使う。

・土が減っているようなら、新しい土を足す。


◉収穫

真っ赤に熟してきたらへたの部分からハサミで切り取って収穫。


◉摘芯/てきしん

草丈が支柱と同じくらいまで伸びてきたら、主枝の先端をハサミで切り取る。

一番上の花房から上を、2〜3枚の葉を残してカット。



以上、ミニトマトのベランダ栽培についてご紹介しました。長期間でたくさん収穫を楽しめるので、おトク感があって家庭菜園にオススメです。真っ赤な完熟トマトの美味しさを味わえるのも家庭菜園ならでは!お子さんと一緒に簡単に収穫できるのも楽しいですね。苗から育てれば難しくないので、ぜひチャレンジしてみて下さいね。


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何種類か一緒に育ててみるのも楽しいですね。

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